JR東海、廃棄部品の一部にアスベスト含有か

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211系は心血ブッシュの旧部品にアスベストが使われていた可能性がある。
211系は心血ブッシュの旧部品にアスベストが使われていた可能性がある。 全 2 枚 拡大写真

JR東海は11月22日、同社が廃棄した車両部品に石綿(アスベスト)が含まれている可能性があると発表した。国土交通省中部運輸局からの指示で調査を行ったところ、アスベスト含有の可能性が判明した。

発表によると、アスベストを含んでいた可能性があるのは、211系電車の台車心血ブッシュ(初期車の1両)と、キハ40系気動車の台車軸箱指示装置案内子(30両)。

211系の該当する車両は2008年にアスベストを含む旧部品を交換しているが、その際にアスベストが含まれていない鉄くずとして売却したか、あるいは一般の産業廃棄物として処理した疑いがあるという。キハ40系の台車軸箱指示装置案内子は、2005年から2010年にかけて交換。こちらも廃棄した旧部品の一部にアスベストが含まれていた可能性があるという。

いずれも小型の部品で、JR東海は「産業廃棄物処理及び売却後の処理過程の中で破砕された可能性は低く、ただちに人体に健康上の被害はないものと考えています」としている。

《草町義和》

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