JR東海、廃棄部品の一部にアスベスト含有か

鉄道 企業動向
211系は心血ブッシュの旧部品にアスベストが使われていた可能性がある。
211系は心血ブッシュの旧部品にアスベストが使われていた可能性がある。 全 2 枚 拡大写真

JR東海は11月22日、同社が廃棄した車両部品に石綿(アスベスト)が含まれている可能性があると発表した。国土交通省中部運輸局からの指示で調査を行ったところ、アスベスト含有の可能性が判明した。

【画像全2枚】

発表によると、アスベストを含んでいた可能性があるのは、211系電車の台車心血ブッシュ(初期車の1両)と、キハ40系気動車の台車軸箱指示装置案内子(30両)。

211系の該当する車両は2008年にアスベストを含む旧部品を交換しているが、その際にアスベストが含まれていない鉄くずとして売却したか、あるいは一般の産業廃棄物として処理した疑いがあるという。キハ40系の台車軸箱指示装置案内子は、2005年から2010年にかけて交換。こちらも廃棄した旧部品の一部にアスベストが含まれていた可能性があるという。

いずれも小型の部品で、JR東海は「産業廃棄物処理及び売却後の処理過程の中で破砕された可能性は低く、ただちに人体に健康上の被害はないものと考えています」としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  3. 【ダイハツ ムーヴキャンバス 新型試乗】「ワゴンRスマイル」と双璧をなす“癒し軽”…島崎七生人
  4. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  5. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る