2017年春誕生の野田線直通特急、春日部をどう発着するか

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春日部駅 4番ホームから野田線 大宮方面を見る
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1番ホームのカレーのにおい、7・8番のラーメン屋の湯気。東武鉄道春日部駅が、来春のダイヤ改正からにぎやかになりそうだ。注目のひとつは、新型500系リバティによる野田線直通特急アーバンパークライナーの登場だろう。

春日部駅は、大落古利根川や日光街道を向く東改札口側から1番ホーム(上り浅草方)、宇都宮・日光・鬼怒川・伊勢崎方面の3・4番ホーム、野田線の7・8番ホームと、3本のホームがある。

野田線直通の新特急は、本線下り側の3・4番ホームに入るか、それともラーメン屋の湯気がのぼる野田線ホームに入るか。ヒントは11月21日に東武が発表した東武アーバンパークライン直通運河行き臨時特急列車にあるようだ。

12月2・9・16・22日に運転されるこの臨時「特急きりふり267号」は、浅草を22時10分に出発、北千住などに停車し、春日部駅に22時52分に到着。ここで特急きりふり267号は4番ホームにつけるという。

春日部駅スタッフは、「緊急時などは本線から野田線ホームへ入れることもできなくはない」と教えてくれたが、特急きりふり267号の例をみると、新特急は4番ホームにつけて分割し、渡り線をこえて野田線の線路へ入り、大宮へ、運河へとそれぞれ向かうか。

東武は野田線直通特急アーバンパークライナーについて「都心と首都圏有数のベッドタウンが広がる埼玉県・千葉県を通勤する利用者に、より速く・快適に利用できる特急列車を設定する」と伝えている。この「通勤」というキーワードから、野田線直通の新特急は朝夕に運転するか。仮に新特急がきりふり267と同じ時間帯に運転したとすると、春日部で分割し大宮へ向かった編成は、回送で春日部方へ戻さず、深夜の“大宮JR線接続便”として旅客扱いで春日部まで走るかもしれない。

いずれにしても、100系スペーシアにかわる新デザイン500系リバティが、野田線に直通する定期特急列車に就くというだけでインパクト大だ。JR東北線・高崎線系統の在来線特急が消えていくなか、大宮駅の端で、最新の特急列車が明かりを灯して客を待つ姿が見られるまで、あともう少し。

《レスポンス編集部》

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