【カーオーディオ・ユニット選びの極意】サブウーファー編…コンプリートボックスタイプのキモ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ヴァイブ オーディオ・CVENV6S-V4
ヴァイブ オーディオ・CVENV6S-V4 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオユニットの、選び方のコツを解説している当コーナー。現在は「サブウーファー」についての考察を進めている。今週は、既製のボックスに本格サブウーファーユニットが収められた状態で販売されている「コンプリートボックスタイプ」にスポットを当てていく。

最初に、「コンプリートボックスタイプ」の利点から解説していこう。当タイプの利点はズバリ、“低コスト&グッドサウンド”である。パワーアンプを別途購入する必要があり、「薄型パワードサブウーファー」よりはコストがかかる傾向にあるのだが、それでも本格サブウーファーユニットを単体で購入し、サブウーファーボックスをワンオフするよりは費用はかからない。それでいてサウンドは本格派。しっかりと空気を揺らして鳴らされる重低音を、体で感じながら満喫できる。

ボックス作りで失敗する心配がない、という点もメリットだ。ボックスをワンオフすれば、鳴り方をコントロールすることも可能になるが、サブウーファーユニットの特徴に合わない箱が出来上がる、という可能性もゼロではない。しかし「コンプリートボックスタイプ」ならば、サブウーファーユニットの性能を知り尽くしたメーカーがボックスを設計するわけなので、ボックスの信頼性は十二分。安心感が高い。

さて、選び方だが…。まず気にするべきはサブウーファーの口径だろう。大きければ大きいほど、重低音を出すのが得意だ。それに対して小さめの製品は、タイトに、かつレスポンス良くスピーディな低音を出しやすくなる。ただし、口径が大きくなれば、ボックスもある程度それに比例して大きくなる。欲しいサウンドのタイプと、搭載スペースとを天秤にかけながら、自分に取ってベストなサイズを選びたい。

といいつつ最近は、口径がある程度の大きさでありながらも、ボックスの小型化が実現されたモデルもある。省スペースにこだわるならば、そのようなタイプにも注目しよう。

ちなみに、口径が大きくなれば、パワーアンプにはそれなりのパワーを備えたモデルが必要となる。ハイパワーなアンプが欲しい、となると、その分コストもかさんでいく。使用するパワーアンプの予算も考えながら、選考を進めていこう。

そして、プロショップの助言も大いに参考にしたいところだ。サブウーファーだけを試聴しても、その製品の特徴をつかみにくい。聴いて選ぶ、という作業がしにくいジャンルであるのだ。であるので、サブウーファー選びにおいては特に、プロの経験則を頼りにしよう。どのようなサウンドが期待できるのか、フロントスピーカーとの相性はどうなのか、そのあたりをじっくりと聞いてみよう。

さて、次週はいよいよ、「本格ユニットタイプ」について考察していく。本格派をお望みならば、次週の記事をお読み逃しなきように。

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 04「サブウーファー編」#04 「コンプリートボックスタイプのチョイスのキモ」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る