成田空港、東京駅などで屋内移動用ナビアプリを実証実験へ

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実証実験実施エリア
実証実験実施エリア 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、屋内での移動を支援するナビゲーションアプリ「ジャパンスマートナビ」を活用した実証実験を、ターミナル駅・国際空港・スタジアムで開始する。

実験するサービスは、屋内空間各所に設置した「ビーコン」と呼ばれる無線機器や既設されているWi-Fiなどからの信号と新たに整備した「屋内電子地図」などの「空間情報インフラ」を活用し、現在位置から目的地までナビゲーションする。今回の実証実験では、ナビゲーション用アプリケーションを試作して一般公開し、屋内外シームレスなナビゲーションの利便性を体感してもらうとともに、今後の応用に向けた知見を収集する。

空港やスタジアムを含む様々な屋内空間で電子地図として整備すべき地物(施設の名称)などを整理するとともに、車いす使用者向けナビゲーションなど、サービスに応じた測位機器配置例や設置場所の状況に応じた測位機器の適正配置など整理する。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を機に、訪日外国人や高齢者、障害のある人など、誰もが目的地へ円滑に移動できるための「バリアフリー・ストレスフリー社会」の実現を目指す。

実証実験は11月30日から東京駅周辺、成田空港、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)、新宿駅周辺で順次開始する。

検証結果は、屋内電子地図の整備・維持・更新に必要な体制に関する検討や、測位機器の設置に関するガイドラインの作成に活用する。

《レスポンス編集部》

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