川内~茂市は12月9日に再開へ…岩手・山田線の山岳区間

鉄道 企業動向
11月28日時点の被災部分の状況。線路がほぼ復旧している。
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土砂災害で線路が分断されている山田線の山岳区間について、JR東日本盛岡支社は11月28日、川内~宮古間の運転を12月9日に再開すると発表した。

山田線は盛岡(盛岡市)~宮古(岩手県宮古市)~釜石(釜石市)間157.5kmを結ぶ鉄道路線。盛岡~宮古間は山岳地帯を横断し、宮古~盛岡間は三陸海岸に沿って走る。このうち山岳区間は、2015年12月に発生した土砂流入の影響で上米内~川内間が運休中。今年8月には台風10号の影響による土砂崩れが発生し、川内~茂市間も運休が続いている。

盛岡支社の発表によると、川内~茂市間は復旧工事が順調に進み、12月9日からの運転再開が決まった。これにより今夏の水害による長期運休区間はJR北海道の2線だけになる。残る上米内~川内間は2017年秋ごろの復旧を予定している。

一方、海岸区間は東日本大震災で津波による路盤流出など甚大な被害が発生。現在は第三セクターの三陸鉄道が運行を引き継ぐことを条件に、2018年度内の再開を目指して復旧工事が進められている。

《草町義和》

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