「税制で活発な論議を」自販連平井副会長---車体課税以外にも

自動車 ビジネス 国内マーケット
(イメージ)
(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)の平井敏文副会長兼専務理事は、28日に東京都内で開催された媒体懇親会で、「税制について総括的な議論をすべき」との考えを述べた。

小さな車が安くなる現行の車体課税に対し「ユーザーの必要度に応じて課税することもできる。たとえば、1人1台の車が必要な地方がある。世帯の2台目、3台目から税を下げることが考えられる。あるいは公共交通機関の整っている大都市とそうではない地方とで税額を変えるのはどうだろうか」と、いくつかのアイデアを語りながら、減税を訴えるだけではなく、税制のあり方について総合的に議論すべきとした。

また“若者の車離れ”については、「若者が“高齢化”している」と指摘した。「まず若年層の収入が伸びていない。若年層が、大都市に集中(移住)している傾向もある。今の若者は生まれた時から親が車を持っていて、車のあることが当たり前ゆえに、所有欲が薄いようだ。結婚して家族ができて車が必要になるように、初めて車を買う年齢が上がっている。車の必要性はなくならないから、“若者の車離れ”による需要減は一過性ではないか」と述べた。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る