DeNAが「MERY」を非公開へ…キュレーション全記事非公開

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ディー・エヌ・エー(DeNA)は5日、同社のキュレーションプラットフォームサービスで唯一公開を続けていた「MERY」について、全記事の非公開化を決定したと発表した。MERYの全記事非公開化は7日を予定している。

DeNAでは、運営に関する疑義を明らかにする調査を行なうにあたって、サービス運営が停止していることが必要と判断し、MERYを含む全てのキュレーションプラットフォームサービスの記事の非公開を決定した。

DeNAのキュレーションプラットフォームサービスにおいては、根拠が不明確で誤った知識の提供につながりかねない医療関連記事の掲載を行なっていたという問題に加え、他の執筆者や媒体が作成した記事等について不適切な取り扱いをしているのではないか、またこれが組織的になされたものではないか、といった指摘がある。

これらの指摘を受け、キュレーションプラットフォーム各種を検証した結果、まず11月29日に「WELQ」全ての記事を非公開とし、続いて「iemo」、「Find Travel」、「cuta」、「UpIn」、「CAFY」、「JOOY」、「GOIN」、「PUUL」の全記事を非公開とした。MERYについては、運営組織・体制・方針が同じプラットフォームの前記9メディアとは異なっているとし、公開を続けていた。

業績について本件の影響は、DeNAでは、2017年3月期第3四半期累計期間業績に対する影響は軽微と考えている。いっぽう、キュレーションプラットフォーム事業は、中長期の成長へ向けた新たな柱の一つとして位置付けられており、今回の決定により、当該事業の収益化へ向けた目標(2017年3月期第3四半期において黒字化、2018年3月期中に四半期単位で10億円の利益創出)については、取り下げざるを得ないと判断している。

なおDeNAでは、ゲーム事業の市場動向には不確定要素が多いことから、通期および半期の業績予想数値は公表せず、四半期ごとの業績発表時に翌四半期の業績見通しを公表している。

《高木啓》

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