“スマート工場”や“ロボット”の最先端に触れるチャンス! 「スマート工場 EXPO」「ロボデックス」が初開催へ

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リードエグジビション ジャパンの前薗雄飛氏
リードエグジビション ジャパンの前薗雄飛氏 全 3 枚 拡大写真

 2017年1月18日(水)から20日(金)までの3日間、リードエグジビションジャパンが主催する「第1回 スマート工場 EXPO」と「第1回 ロボデックス」が東京ビッグサイトで開催される。ロボットにIoT、AI(人工知能)を活かしたファクトリーオートメーション(FA)をメインのトピックスとしながら、製品から関連するソリューションまで幅広く扱う大規模な展示会は世界でも類を見ないイベントだ。トレンドに独自の視点から切り込み、ユニークなイベントを実現してきたリードエグジビションジャパンの第二事業本部 副本部長である前薗雄飛氏に、初開催となる両イベントの開催経緯や見どころを訊ねた。

■業界の機運が高まり、満を持して開催へ

 まず、「スマート工場 EXPO」と「ロボデックス」が開催されることになった契機について前薗氏は、「当社が開催してきたエレクトロニクスの専門展にご参加いただいた方々から、特に直近2~3年はロボットやFAをテーマとする展示会開催のご要望をいただいていました。皆様の声に背中を押していただく形で、この度ふたつのイベント開催が実現しました。スマート工場 EXPOはユニークなテーマの展示会で、特に欧州で注目を浴びる『インダストリー4.0(Industrie 4.0)=第4次産業革命』のような、ロボットやITによるものづくりの高度化をテーマにした展示会は、アジアをはじめ海外のエキスパートからも注目を集められるものと私たちも期待しています」と説明してくれた。

 各分野業界関係者からの後押しもイベントを実現に近付けた。「Industrie 4.0」については、以前からリードエグジビションジャパンが主催する関連イベントのセミナーでもテーマとして取り上げられることが多くなっていたことから、まさに今が旬であり、イベント開催という形で自然に機が熟したと言える。

 「スマート工場 EXPO」は約120社、「ロボデックス」は約160社と、それぞれに第1回目の開催でありながら多くの出展が決まっている。当社が主催するこれまでのイベントに出展したことのある企業・団体の中で、ふたつのイベントに関係するビジネスを展開している企業は早期に参加を決定したようだ。イベントのウェブサイトからは、現時点で確定している出展社を検索、展示概要がチェックできる。同日に東京ビッグサイトで併催されるエレクトロニクス関連の展示会と合わせて、「スマート工場 EXPO」、あるいは「ロボデックス」にも別のブースを構える企業も多くあるようだ。

 また、わずかではあるが展示スペースにも空きがあるようなので、本稿をご覧になってイベントへの出展に関心を持たれた方は、ぜひ早めにリード エグジビション ジャパンにコンタクトを取ることをおすすめする。

■ビジネスチャンスが広がる最高のミーティングポイント

 それぞれの展示会の見どころについて、前薗氏は「どちらの展示会も、製品だけでなく構成要素やサービスの導入事例が一望できる点がとてもユニークだと言えます。例えばロボデックスにはロボットそのものだけでなく、ロボットを作るための最先端の開発技術が集まります。IoTやAIを含む要素技術にも見識を広げられる機会はめったにないと思います」と解説する。

 リードエグジビション ジャパンでは、イベントに無料で参加できるようになる「展示会招待券」の申込みをウェブサイトで受付けている。その反響をみると、ロボットメーカー以外にも、介護や福祉、警備、物流関連の業種に属する来場希望者から、多くの招待券請求が寄せられているという。展示会場の中で各出展社が設ける商談スペースにも足を運ぶことによってビジネスチャンスも広げて欲しいと前薗氏は呼びかける。

「ロボデックスは、ロボットに関連する最新のテクノロジーに触れながら導入を検討できる場所でもあります。出展されるロボットメーカーやサービスプロバイターの方々と、ソリューションのカスタマイズにまで踏み込んだディスカッションもできるのではないでしょうか。非常に効率の良いミーティングの場としてご利用いただけるはずです」

 前薗氏は「スマート工場EXPO」についてもやはり、工場内、そして工場同士をつなぐ“スマート化”のソリューションが見どころになるだろうとする。併催する「ロボデックス」の会場と行き来することで新しい分野の出展内容に出会えるチャンスが広がる。同時開催されるウェアラブルEXPOやオートモーティブワールドなど15の展示にも、時間の都合が許す限り足を伸ばしたいところだ。

■導入事例がわかる実戦的なカンファレンスも

 期間中に開催されるカンファレンスにも要注目だ。「ロボデックス」では全40講演、「スマート工場EXPO」では全30講演のカンファレンスが予定。「ロボデックス」は初日の2017年1月18日13時30分から開催記念講演として、経済産業省の製造産業局 産業機械課 ロボット政策室 室長である安田篤氏と、ロボット革命イニシアティブ協議会 事務局長の久保智彰氏による「世界に革命を起こす!日本のロボット新戦略とは」と題した講演が行われる。その他、サービス用ロボットと産業用ロボットのふたつのフォーラムに分けた、基調講演と特別講演が連日のスケジュールを埋める。

「サービス用ロボットの需要は、近い将来に産業用ロボットを超えるとも言われています。ただ、一方でサービス用ロボットについては、ユーザー側からは導入の仕方がわからないという指摘が多いことも事実です。例えば物流の現場ではいま、ロボットの導入による変革が起きはじめています。産業用ロボットについては、大企業から導入がはじまり、中小企業からの需要が顕在化してきました。カンファレンスにご登壇いただくユーザーの方々からは、ロボット導入の事例が数多く紹介されることになると期待しています」

 スマート工場EXPOでは、18日の10時30分から開催記念講演を実施する。テーマは「「グローバルにつながる工場」がもたらす革新」と題され、登壇者はデンソー 生産革新センター 常務役員の山崎康彦氏、ならびに日本電気 執行役員の松下裕氏になる予定。基調講演にも川崎重工、ルネサス エレクトロニクスなど一流ブランドのキーマンの名前が連なる。

「スマート工場の導入事例も数多く紹介されるものと思います。特にスマート化によって発生するセキュリティの課題は、いま最も関心の高いトピックスと聞きますが、さまざまな現場に即した実戦的な情報が得られるはずです。海外企業のエキスパートに登壇いただくカンファレンスもありますので、国際的なノウハウに触れる機会としても最適ではないでしょうか」

 なお、どちらのイベントも開催記念講演は事前にWEBから申し込めば無料になる。その他のカンファレンスについても、両イベントが第1回目の開催になることから特別に無料で聴講ができる。ただし、イベントの招待券を申し込み・入手した後から、別途カンファレンス単位の「事前申込み」も必要だ。開催直前のタイミングでは募集が締め切られている場合も多いので、関心の高いカンファレンスについてはぜひ早めに申し込みを済ませたい。

 「スマート工場EXPO」と「ロボデックス」が開催される期間中は、合計15展のイベントが東京ビッグサイトで開催されることになる。年始まもなくの開催になるので、2017年のスマート工場、ロボットに関連するトレンドをいち早く捉え、一年間のビジネスの計画を立てるためにも欠かせないイベントになりそうだ。

「当社はふたつのイベントを、ロボット、あるいはスマート工場に関わる技術とサービスの最先端に触れるために欠かせないものに育てたいと考えています。同時期に開催されているイベントものぞきながら、3日間を有効に使っていただければと思います」と期待を寄せる前薗氏。海外の業界関係者も早い段階から、それぞれのイベントに熱い視線を注いでいると紹介している。

 ロボット技術の先進国である日本のプレゼンスをアピールしながら、海外から訪れる人々との交流を活性化させる場所として、それぞれのイベントに大事な機能が期待されることになっていくだろう。展示会の詳細はリードエグジビションのウェブサイトから参照できる。最新情報は徹底的にチェックして、ぜひ2017年1月18日からのイベントに足を運んでみてはいかがだろうか。

《山本 敦@RBB TODAY》

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