【リコール】日野プロフィア など、ECU不具合でエンジン破損のおそれ

自動車 テクノロジー 安全
日野 プロフィア(2007年)
日野 プロフィア(2007年) 全 2 枚 拡大写真

日野自動車は12月8日、日野『プロフィア』のエンジン制御プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、大型トラック日野プロフィアなど2車種で、2007年5月15日~2011年10月6日に製造された7457台。なお、今回のリコールは2014年11月18日付ですでに届け出たものだが、対象範囲外で同様不具合が今後も発生するおそれがあることが判明したため、追加届出を行う。

大型トラックにおいて、エンジン制御プログラムが不適切なため、DPR(排出ガス浄化装置)の手動再生を頻繁に中断した場合、ポスト噴射による燃料がEGRクーラに廻り込み、カーボンデポジットが生成されて吸気バルブに付着し、そのままの状態で長時間駐車するとカーボンデポジットの粘度が増加することがある。そのため、吸気バルブが摺動不良となり、最悪の場合、バルブが折損し、異音が発生するとともにエンジンが破損するおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジン制御プログラムを書き換える。また、書き換え作業後の点検で吸気バルブから異音がしている場合は、シリンダヘッド一式を交換する。

不具合は34件発生、事故は起きていない。国土交通省からの指摘および市場からの情報により発覚した。

《纐纈敏也@DAYS》

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