【谷保天満宮旧車祭16】シトロエンDS や ボルボP1800ES など、レアな欧州車

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
シトロエン DS21(1969年)
シトロエン DS21(1969年) 全 26 枚 拡大写真

去る12月4日、東京都国立市の谷保天満宮の境内と周辺で開催された「谷保天満宮旧車祭2016」。ここでは、ふだんはめったに見られないレアな欧州車をピックアップした。

鮮やかなフレンチブルーのボディで目立っていたのはシトロエン『DS21』(1969年)。油圧機構で制御するハイドロニューマチック・システムのサスペンションを搭載するなど独創のメカニズムを持つ。21は高速型の新型エンジンを搭載したモデルで、各地のラリーで活躍した。この個体も大型のフォグランプを装着するなど、ラリームード満点だった。

アウトビアンキ『ビアンキーナカブリオレ』(1969年)はフィアット『500』をベースとしたオープンモデルで、日本では非常に珍しい存在。ちょっと寸詰まりのスタイルがかわいらしい。3ドアスポーツワゴンのボルボ『P1800ES』(1972年)は、広大な面積を持つリアクォーターウインドウと大きな1枚ガラスのテールゲートが今見ても斬新(ざんしん)だ。

エアダムスカートやオーバーフェンダーで武装したBMW『2002ターボ』(1974年)は迫力あるスタイル。ターボエンジンを量産車初搭載したモデルで、最高速度211km/hを達成するのどの高性能を誇ったが、オイルショックの逆風で2年も経(た)たずに生産中止となっている。こちらも余り目にできない車だ。

このほか、ホイールベースと全長を伸ばして4座としたロータス『エラン+2』(1972年)や、アバルトと双璧(そうへき)をなすチューナーが手を加えたフィアット『128ラリー ジャンニーニ』(1972年)、ミッドシップスポーツのランチャ『モンテカルロSr.1』(1975年)など、希少な車両があった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る