【エコプロ16】三菱化学、植物由来のエンプラ「デュラビオ」をPR…自動車向け拡大を狙う

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三菱化学の「デュラビオ」を素につくられた自動車用部品
三菱化学の「デュラビオ」を素につくられた自動車用部品 全 1 枚 拡大写真

三菱ケミカルホールディングスのグループ会社、三菱化学は「エコプロダクツ2016」に植物由来のエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」を展示。自動車向け用途の拡大を目指して、その良さを積極的にPRした。

デュラビオは大麦のかすなどから取ったイソソルバイドを主原料としたバイオポリカーボネート系樹脂で、従来のポリカーボネート樹脂とは異なるさまざまな特性を持っている。

「簡単に言うと、アクリル樹脂とポリカーボネート樹脂のいいところ取りをした樹脂なんです。特に透明性や光学特性に優れいて、高い耐傷つき性や耐衝撃性も兼ね備えているのです」と同社関係者は強調する。

当初は光学用途として考えていたそうだが、耐傷つき性や耐衝撃性にも優れていることから自動車用途にも使えるのではないかと売り込みを開始。最近、自動車部品の一部として採用されるようになった。

今後は自動車や電気機器の筐体のほかに、内外装部材にも広げていきたいそうだ。「ポテンシャルが高い樹脂なので、多様な展開が図れ、今後大きく発展する可能性を秘めている」と同社関係者は期待していた。

《山田清志》

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