ZF、新型エアバッグ発表…米国の新衝突試験に対応

自動車 テクノロジー 安全
ZFの新型エアバッグ
ZFの新型エアバッグ 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは12月6日、乗員保護性能を高めた新型エアバッグを発表した。

この新型エアバッグは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)の新規衝突試験に対応する目的で開発。NHTSAは2019年中期以降に発売される新車を対象に、「OMDB」と呼ばれる衝突試験を導入する。

OMDBは、停止中の車両に対して、重量2.5トンの斜行移動台車を90km/hで、前方から35%の重なりが生じる斜め15度から衝突させるもの。この新基準の衝突試験に合格した乗用車にのみ、最高評価の5つ星が与えられる。

ZFの新型エアバッグは、フロントおよびカーテンエアバッグで構成。NHTSAの新たな試験条件に対して、車両の安全性能向上に貢献する。カーテンエアバッグは、特別設計のV字型もしくはU字型のエアバッグチャンバーから構成。これまでよりも、高い保護性能を実現した。

ZFは、「最新エアバッグシステムは、時速90kmでの前方左斜めからの衝突においても、前席乗員を重度の傷害から保護する性能を高めた設計」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る