【新聞ウォッチ】2017年春闘、全トヨタ連労連「ベア3000円以上」の要求方針を確認

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【新聞ウォッチ】2017年春闘、全トヨタ連労連「ベア3000円以上」の要求方針を確認
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年12月20日付

●オスプレイ飛行再開、米軍「機体問題なし」(読売・1面)

●フジテレビ記者名義貸し、高級車知人通じ暴力団に(読売・1面)

●ベア3000円以上要求案、全トヨタ労連が提示(読売・8面)

●出光、昭和シェル株取得、31.3%公取委の統合承認受け(朝日・8面)

●ソフトバンク、米衛星事業に1170億円(毎日・7面)

●米鉄道輸送に3500億円投資、三井住友銀、リース買収(日経・1面)

●カーシェア使いやすく、国交省首都圏で実験、丸の内、一人乗りEV設置、千葉・市原、バスから観光地へ(日経・39面)

ひとくちコメント

来年の事を言えば鬼が笑うというが、あと10日も過ぎれば新しい年を迎えるので、もうこの時期になれば鬼も笑うことはないだろう。そんななかで、トヨタ自動車とグループ各社の労働組合が加盟する全トヨタ労働組合連合会(全トヨタ労連、315組合、約34万人)が、愛知県豊田市で代表者会議を開き、2017年の春闘に向けた要求方針を協議したという。

それによると、賃金を底上げするベースアップ(ベア)にあたる賃金改善分として、月額3000円以上を要求する執行部案を提示して確認したそうだ。

きょうの読売や日経などが「ベア3000円以上要求案、全トヨタ労連が提示」などと、報じている。17年1月中旬に開く予定の中央委員会で正式に決定するが、要求額は前年と同水準で、ベアの要求は4年連続となる。

もっとも、16年春闘では要求額に対して、トヨタ自動車の労使交渉では最終的に妥結したのは半分の月額1500円だった。経営側は業績が上向いても、固定費が膨らむベアではなく、ボーナスで報いる方針を貫いた。

今年度も米次期大統領にトランプ氏が内定するまでは円高基調が続き、トヨタ自動車の17年3月期連結決算は5年ぶりの減収減益を見込んでいる。ただ、足元では円安が進んでおり、追い風の中で、賃金の底上げがどこまではかれるのかも注目される。

《福田俊之》

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