欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月中旬、11月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、89万9400台。前年同月比は7.9%増と、4か月連続で前年実績を上回った。
11月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、37万3800台。前年同月比は13.6%増と、9か月連続で前年実績を上回った。中国を含めたアジア太平洋地域は、11%増の39万8600台と、7か月連続で増加する。
また北米は、前年同月比13.1%増の8万2700台と、2か月ぶりの前年超え。このうち米国は、16.5%増の5万2800台と、排ガス問題の影響による落ち込みから回復を遂げた。
また欧州は、前年同月比6.3%増の34万5700台と、4か月連続で増加。このうち西欧は、5.7%増の28万5800台を売り上げた。地元のドイツは、4.1%減の10万4600台と、2か月連続の前年割れ。
フォルクスワーゲングループの2015年の世界新車販売は、993万0600台。初の1000万台超えとなった2014年に対して、2%減と落ち込む。2016年1-11月は、前年同期比3.1%増の937万9100台だった。