上質な走りに生まれ変わるショックアブソーバー『KONI』の実力

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上質な走りに生まれ変わるショックアブソーバー『KONI』の実力
上質な走りに生まれ変わるショックアブソーバー『KONI』の実力 全 13 枚 拡大写真

景気の良い時代には新車を買って初めての車検である3年が買い換えの目安だった時期もある。今でもそういったユーザーはいるのだが、昨今クルマ一台当たりの所有年数が延びている。一般的には5年、7年と伸び続けて税金が上がる13年まで乗り続ける人も増えている。

これは経済的な理由だけではなく、メーカーの弛まぬ技術の進化によって『クルマが壊れない』というのも大きな要因であろう。確かにエンジンオイルやタイヤ、ブレーキパッドなど最低限の消耗品を交換していれば走れてしまう。しかし数多くのパーツで構成されている以上、それぞれに劣化や寿命があるのは当然であり、元々の性能を発揮できていない場合が多い。

私の愛車は2009年式のゴルフ5 ヴァリアント。それなりの年月を経て走行距離も10万キロ目前という状態だ。要所要所で消耗品のメンテナンスは行っているのだが、最近ショックアブソーバーからギシギシと音が鳴るのが気になり交換を考えていた。折角なので、そのまま純正に換えるのではなく何か良い製品は無いかと探していた。選ぶ条件としては車高を落とさずに純正以上の乗り心地にしたいこと、そしてたどり着いたブランドが『KONI』であった。

早速、KONI の販売元であるアサヒライズ株式会社を訪ね、KONI事業部長である佐藤氏に詳しい話を聞いてみた。

その歴史は1857年から。KONIの高品位ショックアブソーバー

『KONIというブランドは古くから自動車レースで培った技術を製品に注ぎ込み、高品位でロングライフなショックアブソーバーを作り続けているのです』と佐藤氏は語る。

昔のレースでは、減衰力の違うショックアブソーバーを何種類も用意してセッティングしていたのだが、KONIはダイヤル式の減衰力調整を開発、ワンセットのショックアブソーバーで詳細なセッティングを可能にした最初のメーカーなのだそうだ。

そういった先進性に加えて数々のレースで開発された高い耐久性を武器に、F1を始め各国で開催されるラリー選手権など数多くの優勝を重ねていく。さらに走りに対する追求だけではなく、乗り心地を犠牲にしないしなやかに動くショックアブソーバーの開発に至っているのだという。

走りと乗り心地の両立。車高を下げない『FSD』という製品

足回りを交換するというと真っ先に思い浮かぶのは車高調なのだが、車高は下げたくないという人も多いと思う。自分も諸事情によって車高を下げられない状況なので車高調という選択肢は除外していた。

その中で見つけた『FSD』という製品は数多くの欧州車に対応していて、条件であった車高を下げずに走りと乗り心地を追求出来る製品と、若干のローダウンを行いながらもFSDの特長を活かす製品が設定されている。

その仕組みは路面状況によってピストンロッドの動きをショックアブソーバー内の高純度オイルと減衰力を調整するFSDバルブが、オイルの通過量によって瞬時に油圧調整を行いその衝撃を吸収、路面を追従する特許技術で、段差の大きさやスピードによって最適な減衰力を発揮する仕組みだという。頭では理解出来たのだが、その実力を体感すべく実際に製品を購入してその実力を試してみた。

その走りに身体が違和感を覚える不思議な感覚

今回の交換はショックアブソーバーのみで、スプリングは使用していた純正をそのまま装着している。交換した当初は少しゴツゴツした印象もあり角が立つような感覚だったのだが、交換後1,000キロを越えた辺りからその印象は大きく変わり始めた。

市街地では段差やマンホールなど『タタンッ』としなやかに乗り越えていき衝撃を上手く吸収してくれている。高速道での繋ぎ目ではその効果がもっと顕著に出てくれて、しっかりと地面を捉えながらその衝撃を吸収してくれている。

そして一番驚いたのがカーブでの進入時におけるロールの少なさ。曲がるとき感覚的に持っていかれるであろうロールに対して、身体を支える動作が予想よりも軽く『あれ?』という思いに駆られる。いつもならもっと身体がふられるのに・・・と、良い意味で違和感を覚える。

多少オーバースピードで進入しても車体は安定して、そのまま繋ぎ目を乗り越えてもその安定性は変わらない。レーンチェンジもスムーズに曲がってくれるので安心感も増してくる。そしてなにより振動や身体の動きが減るので疲れないのが非常に大きい。その安定性と快適性は今までこのクルマで感じた事のない上質さを感じる走りに生まれ変わった。

KONI は純正よりも多少高くなるのも事実。しかしこの走り、この先数年乗り続ける事を考えたら決して高いとは思えない変わり様である。経年劣化での交換はもちろんのこと、若干のローダウンや車高を下げずに『ワンランク上』の上質な走りを得たいというユーザーには是非お奨めしたい。

《藤澤純一@Mycar-life》

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