エアバスは、イラン航空がエアバス機を100機購入する契約を締結したと発表した。
受注の内訳は、「A320」ファミリーが46機、「A330」ファミリーが38機、「A350XWB」が16機。引き渡しは2017年初頭から開始される。
今回の契約は、イランへの経済制裁が解除されたことを受けて2016年11月に認可された米国の財務省外国資産管理室(OFAC)の輸出許可を前提としている。認可取得は、少なくとも10%またはそれ以上米国の技術が使用された製品に課せられる。
エアバスはEUや米国などの監査機関と調整、包括的共同作業計画(JCPOA)を遵守したとしている。
購入契約はJCPOAと関連する規則と指針が履行され締結された。契約には新規の民間航空機購入と商業航空における包括的な協働も含まれる。これによりパイロットや整備士の訓練サポート、航空交通管理、空港、機体運用、航空規程の統一、産業協力の分野において協働して取り組む。
エアバスは100席から600席以上の航空機を幅広く製造する航空機メーカー。フランス、ドイツ、英国、スペインに設計、製造工場を置き、日本、米国、中国、インド、中東に子会社を持つ。また、世界的なネットワークで顧客サポートと訓練サービスを提供している。