京都市電が走った時代をチャリで体感…京都鉄道博物館のパネル展も

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北阪ビルディング
北阪ビルディング 全 16 枚 拡大写真

「日本で最初の市街路面電車」といわれる京都市電を振り返るイベントが、京都鉄道博物館で2017年1月14日~3月20日に開催される。このパネル展「写真で振り返る京都市電」の機会に、市内に点在する市電の面影をレンタサイクルでめぐるのもいい(写真14枚)。

京都駅周辺には、駅から徒歩10分圏内に10店以上のレンタサイクルがある。京都鉄道博物館「写真で振り返る京都市電」へ行くなら、ママチャリを借りて、市内に保存されている市電車両やモニュメントをめぐってみたい。

京都鉄道博物館の東隣にある梅小路公園の市電ひろばには、500型505、700型703、800型890、900型935、1600型1605がいる。この梅小路公園から自転車で、諏訪開町、丹波街道町などの路地を抜けて、烏丸五条交差点へ。万寿寺通と烏丸通の交差点にある北阪ビルディングには、京都電気鉄道時代の1型28が室内に保存されている。きれいな状態で保管されている28号車は、「北野」と記された方向幕や、側面の「N0.28」、社紋、台車やポールなども確認できる。

京都御所や平安神宮のにぎわいを見ながら、哲学の道へ向けてママチャリを走らせると、白川通のひとつ裏の路地に、2両の市電が並んで保存されている京都コンピュータ学院付近に着く。1800型1801と2600型2603だ。カラーは白地に緑とオレンジのラインで共通だが、微妙に表情が違う。「ワンマンカー」「東山七条」「四条河原町」「西大路七条」といった方向幕も見える。ここでは、電停や架線もいっしょに保存されている。

こうした保存車両のほか、京都市電北野線記念碑(上京区今出川通御前)、電気鉄道事業発祥の碑(下京区塩小路通東洞院)といったモニュメントも市内に点在。市電の面影をたどりながら、街の中をママチャリで走ったあとは、喧騒から離れて広沢池あたりでひと休み、カフェの昼ごはんの時間もいい。

京都鉄道博物館のパネル展「写真で振り返る京都市電」(2017年1月14日~3月20日)は、明治・大正・昭和と85年にわたり活躍した市電の風景を、同館が所蔵する写真で紹介する。

《レスポンス編集部》

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