JR西日本は、各エリアの主な駅で「すべり止めの砂」などを受験生に配布する。受験生応援企画の一環。
関西地区では、1月9日に関西本線(大和路線)の王寺・奈良両駅で10時から14時まで配布。翌10日は王寺・奈良の両駅で15時から19時まで配布するほか、伊賀上野駅で7時30分から10時30分まで、柘植駅で12時30分から15時まで配布する。
かつて関西本線を走っていた蒸気機関車が勾配を走る際、車輪が空回りしないように使っていた砂。前年度に志望校に合格した「先輩方」から返却された砂も混ぜ込み、奈良市内の神社で祈とうしてもらったという。
北陸エリアでは1月10日から13日にかけて、敦賀・小浜・福井・武生・鯖江・芦原温泉・小松・加賀温泉・七尾・羽咋・金沢・富山・黒部宇奈月温泉・新高岡・糸魚川の各駅で砂などを配布する。配布日時は各駅ごとに異なる。このうち糸魚川駅(1月10日7時30分~)では、北陸新幹線の高ノ峰トンネルを工事した際に採取した石を「貫通石」と題し、お守りにして配布する。
山陽新幹線が乗り入れている九州の福岡地区では、新幹線のブレーキ作動時に使用するセラミックの砂を配布。配布日は1月13日で、10時頃から11時頃まで小倉駅で配布し、14時頃から16時頃まで博多駅で配布する予定だ。