パナソニック、世界的なレーザメーカーを買収…自動車向け加工ニーズに対応

自動車 ビジネス 企業動向

パナソニックは、産業向け高出力ダイレクトダイオードレーザ(DDL)の世界的サプライヤーである米国テラダイオード(TDI)を買収すると発表した。

自動車産業では、軽量化や高剛性化、デザイン自由度向上、生産性向上などに向けて高精度で高品質なレーザ加工技術への期待が高まっている。TDIが保有する波長合成技術を用いた高出力DDLは、これらの要求に対応する次世代レーザとして注目されている。

パナソニックは、TDIと2013年に協業を開始した。2014年には、協業の成果として、TDIの高出力DDLを搭載した世界初のレーザ溶接ロボットシステム「LAPRISS」を販売している。また、同年、パナソニックはTDIからアジア圏主要国における溶接用DDLの独占販売権を取得、両社は開発、製造、販売、サービスなど広範な領域で協力してきた。

今回、パナソニックはレーザ加工事業を強化するため、基幹技術であるTDIのDDL技術、ノウハウの獲得が不可欠と判断、両社で協議を重ねた結果、パナソニックがTDIを完全子会社化することで合意した。

パナソニックとTDIは今後、レーザ加工分野でDDL技術の進化を図るとともに、レーザ加工事業をファクトリーソリューション事業における新たな柱として拡大を図っていく。

《レスポンス編集部》

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