【CES 2017】 SDLが本格始動---Google、Appleの対抗となるか

自動車 テクノロジー ネット
EntuneブランドのSDL対応車載器。Spotifyが稼働している
EntuneブランドのSDL対応車載器。Spotifyが稼働している 全 5 枚 拡大写真

昨年のCESで発表されたスマートデバイスリンク(SDL)は今年、フォードSYNC、トヨタentuneブランドで登場した。

SDLとは、スマートフォンと車載器を接続する規格で、接続するとスマートフォンのコンテンツを車載器に表示して操作ができるものだ。トヨタはCarPlayおよびAndroid には対応しないことを言及しており、事実上それらの接続規格に代わるものとして用意された格好だ。

今年のCESでは、トヨタはEntuneブランド、フォードはSyncブランドの車載器にSDLを組み込んだものが展示された。トヨタの展示では、スポティファイ、グリンプス、スピードパスの3つが動いていたが、フォードの担当者によると150ものアプリが用意されてあると話した。2018年に発売予定だ。

150ものアプリを集めたとは、その本気ぶりがうかがえる。CarPlayも、AndroidAutoも、それほどのアプリ数はない。アプリの数で圧倒し、Apple、Googleの対抗となるか、注目したい。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る