外国人インバウンド利用増えて、レンタカーと高速乗り放題セットに「昇龍道+R&H」

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中部国際空港や名古屋駅などからレンタカーを利用、13都府県の高速道路乗り放題となる訪日外国人向け旅行商品「昇龍道+R&H」が発売される。R&Hの意味は、レンタカーと高速道路。

JTB中部と中日本高速名古屋支社が、レンタカー会社などと共同して実現した。愛知道路コンセッション社や名古屋高速公社とも提携するため、空港道路や名古屋市内を結ぶ名古屋高速も乗り放題となる。その周遊エリアは13都府県にまたがる。

「昇龍道+R&H」はレンタカーとETCを利用した高速乗り放題パスがセットで、最短3日間~最長5日間の利用が可能だ。各社に手続きする手間が省ける上に、それぞれ購入するより1400円~8700円安くなる。

訪日外国人向け乗り放題パスの利用は急速に増えている。中日本高速名古屋支社は乗り放題パスとレンタカーを組み合わせた同種の商品「CEP(セップ)」を12年から発売する。その売り上げも昇り龍のごとくだ。15年度の年間2840件の利用に対して、16年度は上半期の6か月間だけで、前年に近い2520件の利用があった。さらにこの「昇龍道+R&H」だけで、年間3000件の利用を目指す。

観光庁や各県では、能登半島を龍の首に見立てて、中部・北陸地方を周遊するルートを昇龍道と名付け、訪日外国人の積極的な誘致に乗り出している。

JTBの訪日外国人向けの旅行サイト「JAPANiCAN.com」(ジャパニカン)や同社在外支店などで1月10日から発売する。レンタカー会社はトヨタレンタカーのみ。出発は中部国際空港店、名古屋駅前店、名古屋新幹線口店。日本国内を運転できる免許証を持った外国人と外国に永住権を持った日本人が対象だ。

《中島みなみ》

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