【東京オートサロン2017】ユニーク賞はルーフボックス付きポルシェ、需要は…

自動車 ニューモデル モーターショー
東京オートサロン2017 《撮影 山里真元》
東京オートサロン2017 《撮影 山里真元》 全 4 枚 拡大写真

1月13日から15日まで開催された東京オートサロン2017。個人的に今回のユニーク賞を授与したいほど個性的なポルシェ『997GT3』を展示しているのは、ドイツのルーフボックスメーカーHaproだ。

日本市場での知名度はまだこれからながらも、車とウィンタースポーツの本場ドイツで培った技術力と品質は確かで、スキーやスノーボードを趣味に持つ車好きは今後要チェック。

展示車のベースとなっているのはヨーロッパ車を専門とするカスタムショップ The Check Shopが手掛けた「997」前期型の「GT3」だ。前週もサーキットをアタックしていたばかりとのことで、生々しい飛び石傷やタイヤカスはまさしく戦うポルシェといった雰囲気。その大型のリアウィングにウィンタースポーツ用のルーフボックスを乗せてしまうという思い切った展示方法には意表をつかれた。

GT3と言えばポルシェの中でも最もスポーツ走行に振ったモデルで、ターボなどとは異なりRRの二輪駆動のため、雪山には最も縁遠い車の一台と言ってもいい。その上フェンダーからちらりと除くタイヤはレース専用のスリックタイヤだ。話を聞くはずが、思わず「雪山行くのか行かないのか?!」と突っ込んでしまった。

さすがに、製品としてはリアウィングに固定するものは存在せず、今回だけのスペシャルとのこと。一見すると実用性がありそうでいて、よく考えると全く需要が存在しないことが想像できる。このあたりの大人な遊び心が楽しい。

《山里真元》

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