【日産 ノート e-POWER 試乗】電気自動車だと思って乗っていると気になるのは…岩貞るみこ

試乗記 国産車
日産 ノート e-POWER
日産 ノート e-POWER 全 8 枚 拡大写真

エンジンで発電し、電気で走るe-POWER。だったらそのまま、エンジンで走ればいいのではと思うけれど、そういう問題ではない。なんたって、モーターで走る電気自動車の、ぐいぐい走る力強さとなめらかな加速は、エンジン車の比ではないからだ。

【画像全8枚】

そしてなぜか、エンジンからいちど、電気を作ってモーターを動かしたほうが3割くらい燃費がよくなるという魔法的技術。走りがよくて燃費もいいとあれば、これから『ノート』以外への展開が超気になるところである。

燃費をよくする肝は、いかに減速時のエネルギーを取り込むかである。e-POWERの場合、アクセルペダルをオフにすると、これでもかというくらいの減速Gがかかって一気に車両を止めようとする。スポーツ~ノーマル~エコモードのうち、スポーツとエコではその傾向が顕著になるため、一瞬、どきりとするくらい減速する。渋滞走行ではブレーキペダルに踏みかえることなく、アクセルのワンペダルだけで速度をコントロールしやすいものの、前方の信号が赤になってアクセルを離すと、予想以上に手前で止まることになり、あわててアクセルを再び踏み込むというおちゃめな状況にもなる。この距離感は乗り込むうちに身につくので、気になるところではないけれど。

電気自動車としての滑らかさと、特にスタート時のするするとした加速は秀逸。ただし、電気自動車のつもりで乗っていると、ぐっと加速したときにエンジン音がいきなり高くなるので、このクルマにエンジンが搭載している事実をつきつけられる。そうだった。エンジンで発電しているんだっけ。

音が気になるといえば、ドアの開閉音がうすっぺらいのも残念。電気自動車のなめらかな走りに不似合いなこの音も、ぜひ、改善していただきたいところである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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