アメリカ海兵隊・岩国基地は20日、米軍として、米本土以外では初めて同基地に駐留部隊として恒久配備されることとなった最新鋭のステルス戦闘機『F-35B ライトニングII』の到着や配備を記念した式典を実施した。
日本に駐留する海兵隊(第3海兵遠征軍)を指揮する司令官であり、沖縄における米4軍(海兵隊、陸軍、空軍、海軍)の地域調整官でもあるローレンス・ニコルソン中将は「第5世代機となる最新鋭のF-35B戦闘機を岩国に配備・運用することによって、日本あるいは周辺のパートナー国に不測の事態が生じた場合にも速やかに対応することができる」と、配備に意義があることを強調した。
また、太平洋地域の海兵隊航空戦力を受け持つ第1海兵航空団のトップであるラッセル・サンボーン少将は「米軍における最新・最先端の技術をこの地域に導入した」、「F-35Bの受け入れを表明してくれた岩国市には感謝したい」、「本国で訓練を重ねた部隊であり、安全面には最大の配慮をしている」などと述べていた。
岩国基地におけるF-35Bの通常訓練開始時期について、少将は「現時点では未定」としている。