【トヨタWRC】モンテカルロ3日目:ラトバラが総合3位にポジションアップ---復帰初戦で表彰台なるか

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ラトバラ / ヤリスWRC #10号車(ラリー・モンテカルロ、デイ3)
ラトバラ / ヤリスWRC #10号車(ラリー・モンテカルロ、デイ3) 全 8 枚 拡大写真

世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロの競技3日目となるデイ3が21日、フランスのギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)は表彰台圏内となる3位に順位を上げた。

ラリー・モンテカルロのデイ3は、ギャップのサービスパークの南側エリアで5本計121.39kmのSSが行なわれた。周辺上空には青空が広がったが、コースの舗装路面は所々ウェットで、日陰には残雪やアイスバーンが残るコンディションとなった。

しかし、ラトバラは好調を維持、前日よりもひとつ上の総合3位でデイ3を走りきった。前日リタイアのユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)は、修復を終えたマシンで再出走。最終SSでのパンクにも関わらず、総合16位までポジションを回復した。チーム代表のトミ・マキネンは「ヤリ-マティとユホの、デイ3までのパフォーマンスには良い意味で驚いている」とコメント。

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
総合3位で最終日を迎えるなんて、ラリーが始まる前は思っていなかった。今日のステージも非常にトリッキーで路面状態が刻々と変わっていったので、余裕を持って走行した。自身のドライビングやマシンのセッティングを、コースの様々なコンディションに合わせて変えたりもした。

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)
最終ステージではスタートから1kmも行かないあたりでタイヤがパンクしてしまった。原因はよく分からない。スピードの高いコーナーだったので路肩に飛び込んでしまった。それ以外は順調な1日だった。

ラリー・モンテカルロ デイ3の結果
1位:セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード・フィエスタWRC) 3時間26分10.7秒
2位:オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(フォード・フィエスタWRC) +47.1秒
3位ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ・ヤリスWRC)+2分20.6秒
16位ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム(トヨタ・ヤリスWRC) +32分19.0秒

競技4日目デイ4のステージ情報
ラリー最終日となる22日の競技4日目デイ4は、モナコの北側に広がるフランス山中が舞台となる。SSは4本用意され、2本のステージを各2回走行。全4SSの合計距離は53.72kmで、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は221.23km、有名なチュリニ峠がコースに含まれている。1日を通してサービスの設定がないため、少しのミスで勝負が台無しになってしまう危険性もある。最終ステージのSS17は上位タイムの選手に対しボーナスのドライバーズポイントが与えられるパワーステージだ。競技終了後、モナコ王宮前で行なわれる表彰式で2017年のラリー・モンテカルロは閉幕する。

《高木啓》

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