フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは1月上旬、2016年の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は32万2948台。前年比は7.6%減と、4年連続で前年実績を下回った。
フォルクスワーゲンに関しては2015年9月、米国EPA(環境保護局)の発表により、排出ガス試験を不正にクリアする目的で、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアが搭載されていたことが発覚。その影響が依然として、販売面に表れている。
2016年の車種別の販売結果は、主力車の『ジェッタ セダン』が12万1102台。前年比は5.7%減と落ち込む。主力ミドルセダンの『パサート』(欧州仕様とは異なる北米専用車)は、改良新型モデルが6.7%減の7万3002台にとどまった。
また、『ザ・ビートル』は前年比30.9%減の1万5667台と落ち込む。『ゴルフ』シリーズも、前年比5.5%減の6万1687台。そんな中、『ゴルフ ヴァリアント』は前年比11.1%増の1万5559台と、2桁増を達成する。
その他の車種では、『ティグアン』が前年比21.7%増の4万3638台と、過去最高。SUVブームに乗って、販売を伸ばしている。