伯備線の普通列車が脱線…車輪止め取り外しを失念

鉄道 企業動向

伯備線の豪渓駅(岡山県総社市)構内で1月24日、普通列車が脱線した。この影響で計18本の列車が運休したほか、計11本の列車も一部の区間で運休。計17本は最大で5時間17分の遅れが出た。

JR西日本の発表によると、事故は11時31分頃に発生。岡山10時40分発の備中高梁行き下り普通列車(3両編成)の運転士が、豪渓駅構内で枕木から煙が出ているのを見つけた。これを受けて運転士は列車を停止させ、列車から降りて消火活動を実施。その後、運転を再開したところ、3両目の一部が脱輪した。

運転士は列車を停止させた際、車輪止めの器具を設置する作業を依頼していた。JR西日本は、車掌が車輪止め器具の取り外しを忘れたため脱輪したものとみている。乗客にけがはなかったという。

伯備線は倉敷~伯耆大山間の138.4kmを結ぶJR線。列車の多くは山陽本線と山陰本線に乗り入れて岡山~米子間を結んでいる。この日は、米子側の一部の区間も大雪の影響で運転を見合わせていた。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る