弘前タクシーが破産、負債総額15億円…消費低迷や燃料費高騰で行き詰まる

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弘前タクシー(WEBサイト)
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東京商工リサーチによると、北海道交運事業グループの弘前タクシーが1月27日、青森地裁弘前支部より破産開始決定を受けた。負債総額は約15億円。

1957年12月、三上重治氏がタクシー業を創業。その後は陸奥交通、弘西タクシーと合併し、1989年10月には11社のタクシー会社を抱え北海道で最大規模となる北海道交運事業が展開するHKグループに吸収され、現商号に変更した。

2001年7月には弘都交通のタクシー部門を買収するなどして規模を拡大。弘前市、黒石市、藤崎町に営業所を構え、小型タクシー約110台を保有し、ピーク時には10億円を上回る年間売上高を計上した。しかし、消費低迷、さらには燃料費高騰、稼働率の低下から近年は赤字経営を余儀なくされ資金繰りは逼迫。人員削減、減車等、固定経費削減に取り組んだが、2016年6月期の売上高は約7億円まで低下した。採算性も悪化し、今後の経営状況好転も見込めないことから、今回の措置となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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