災害支援物資の海上輸送、実動訓練を実施へ…南海トラフ地震を想定

船舶 行政
災害支援物資の海上輸送の概要
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国土交通省は、南海トラフ地震を想定し、行政機関や事業者と協力し1月31日から2月1日にかけて関東地方から近畿地方(大阪府)、四国地方(徳島県)へ災害支援物資を海上輸送する実動訓練を実施する。

訓練は、南海トラフ地震時に政府が実施するプッシュ型支援を想定し、内閣府、地方公共団体、事業者による災害支援物資を輸送する。災害支援物資をコンテナシャーシに積載し、千葉港と東京港から、それぞれ堺泉北港、徳島小松島港まで船舶により海上輸送して、堺泉北港堺2区基幹的広域防災拠点、県立防災センター備蓄倉庫からトラックによりそれぞれ大阪府と徳島県内の輸送拠点へ輸送する。

2016年熊本地震で課題となった関係者間の情報共有について検討するとともに、輸送調整方法の改善を図る。

南海トラフ地震では、甚大な被害が想定されており、大量の災害支援物資が必要になると想定されるため、大量の災害支援物資を輸送できる海上輸送ルートの確保に向け、2つの輸送ルートにより海上輸送の実動訓練を行う。

また、広島県から鹿児島県までの鉄道輸送、北海道から静岡県への航空輸送による災害支援物資輸送の机上訓練も同時並行して実施する。

国交省では、大規模災害発生時、陸海空の輸送手段を最大限に活用できるよう、訓練で得られた知見をベースに「即応型 災害支援物資輸送の実施方策」を2016年度内に策定する。

《レスポンス編集部》

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