実際に標的型攻撃マルウェアに感染したPCをフォレンジック…レポート公開

自動車 テクノロジー ネット
長期感染のイメージ
長期感染のイメージ 全 1 枚 拡大写真

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月27日、分析レポート「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)分析レポート2016~長期感染の実態 一台の感染PCに残された攻撃痕跡の分析~」を公開した。今回の分析レポートでは、J-CRATのレスキュー活動で入手した、標的型攻撃で使われるマルウェアに感染したPCに残されていた攻撃痕跡をもとに、攻撃者の挙動の推測や、攻撃過程で生成されたと思われるファイルの分析を行い、攻撃を検知するための対策例や、調査方法例を紹介している。

レポートは「はじめに」「不審通信から攻撃インフラを分析する」「攻撃痕跡から攻撃者の挙動を推測する」「攻撃者の検知と調査の手法を検討する」「おわりに」の5章で構成されており、CISO、システム運用管理者、システム構築(事業)者それぞれが読むべき項目も提案されている。攻撃の痕跡を分析した結果、このPCがマルウェアに感染したのは2014年5月で、約1カ月にわたり社内のネットワークを調査し、横展開を行ったことや、攻撃者がC&Cサーバを手放した2015年まで、感染PCをコントロール下に置いていたこと、分析を行った2016年までマルウェアが通信を行っていたことなどが判明している。

実際に標的型攻撃マルウェアに感染したPCをフォレンジック--J-CRATレポート(IPA)

《吉澤 亨史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る