ホンダ、燃料電池の生産はGMとの合弁に集約

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ホンダ・クラリティフューエル セル(東京モーターショー2015)
ホンダ・クラリティフューエル セル(東京モーターショー2015) 全 3 枚 拡大写真

ホンダは1月30日、米GM(ゼネラルモーターズ)と共同開発を進めている車載用の燃料電池システムを米ミシガン州で2020年から合弁生産する計画を発表した。これに伴い、日本での燃料電池の生産はこの合弁工場に集約する方針だ。

両社の合弁生産は、同州デトロイト郊外にあるGMのバッテリー工場を活用して行う。生産規模などは未定としている。ホンダは、共同開発する燃料電池の生産を米国で行うことについて「需要地生産という当社の事業運営の基本に沿ったもの」(広報部)と説明している。FCV(燃料電池車)の需要は、北米が中心になるとの判断だ。

ホンダは、同社が独自に開発した最新の燃料電池を、16年3月に日本で発売したセダン型のFCV『クラリティ フューエル セル』に搭載している。この燃料電池の生産は現在、栃木県高根沢町のホンダの事業所で行っている。GMとの合弁生産が始まれば、同社との共同開発品に1本化する方針で、生産も合弁会社に集約する。共同開発の燃料電池システムは、小型軽量化や相当なコスト低減を実現できるとしており、車両に搭載した際の航続距離も「現在のFCV以上になる」(同)という。

《池原照雄》

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