日野、通期営業利益予想を690億円に上方修正 

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梶川専務 《撮影 池原照雄》
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日野自動車は1月31日、2017年3月期の第3四半期累計(4~12月期)連結決算を発表するとともに、通期の業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想から90億円増額の690億円(前期比30%減)とした。

4~12月期は国内の堅調などによりグローバル販売は前年同期比2%増の12万6976台と、この期では過去最高となった。だが円高の影響が大きく営業利益は37.9%減の505億円と、2年ぶりの減益になった。純利益は37.0%減の352億円。国内販売は6%増の4万5708台だった。

通期予想では1~3月期の前提為替レートを1ドル110円と、下期の前提より10円円安方向に見直し、減益幅が縮小する。為替変動による通期営業利益の減益は310億円としている。純利益は従来比で70億円上方修正の480億円(前期比26%減)に見直した。

記者会見した梶川宏取締役専務役員は「販売などは計画にオンラインで推移している。通期は為替の影響を除いた部分で何とか増益を確保したい」と述べた。

《池原照雄》

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