三菱自 池谷副社長「収益改善効果が着実に表れている」…通期予想上方修正

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三菱自動車 決算会見
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三菱自動車は1月31日、想定よりも経営効率の改善が進んでいることや為替も円安で推移していることを理由に2017年3月期の連結業績予想を上方修正した。従来、276億円の赤字を見込んでいた営業損益は一転して、10億円の黒字を確保する見通し。

三菱自動車の池谷光司副社長は同日、都内にある本社で開いた決算会見で「上方修正した286億円の内訳は、為替が想定より円安水準にあることで117億円、自助努力などによる収益改善が169億円増加すると見込んでいる。増加額全体の約6割が為替以外の自助努力によるものと認識している」と述べた。

自助努力に関しては「日産自動車とのアライアンスがスタートして以降、採算を重視した経営管理の取り組みを一段と進め、経営効率の改善による収益力強化に努めてきた。具体的には、為替の変動を踏まえて採算優先で販売地域を変えたり、広告宣伝費やインセンティブなどの販売施策の管理徹底、さらには日産をベンチマーキングとした購買施策の徹底的な実施などがある」と説明。

その上で池谷副社長は「採算を軸とした取り組みで収益改善の効果が着実に表れてきている」と強調した。

《小松哲也》

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