【トヨタGAZOOレーシング2017】サプライズ登場の豊田社長、ラトバラ選手らと一緒に“奮走”

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「ヤリスWRC」でのデモランを終えた、豊田社長(ナビ役)とラトバラ選手。
「ヤリスWRC」でのデモランを終えた、豊田社長(ナビ役)とラトバラ選手。 全 8 枚 拡大写真

2日に都内で行なわれた「2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス」。サプライズ登場した豊田章男社長はトークセッションへの参加のみならず、WRCマシンのデモ走行に同乗、さらには自身も「86」でデモ走行を演じるなど、大いに“奮走”した。

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北米大陸における新工場の件や、安倍首相との会談が近日あるやなしや等、トランプ米大統領絡みを中心に“本業”の方で話題に上ることが特に多い昨今。モータースポーツ好きでも知られる豊田社長にとって、この日のサプライズ登場は(もちろんこちらも本業だが)忙中閑あり、という意味合いが大きかったのかもしれない。

トップ自らがクルマとモータースポーツに深い愛情をもっていることをあらためて示す格好の場になったのも確かだが、それより、とにかく楽しみたかった、そんな雰囲気に見えたのも事実だった。

今季、18年ぶりにトヨタがワークス参戦を再開したWRC(世界ラリー選手権)の主戦であるヤリ-マティ・ラトバラ選手と、往年の名選手でチーム代表を務めているトミ・マキネン氏(豊田社長はチーム総代表)のトークセッションに“乱入”した豊田社長は、まず皆の活動の源泉にクルマやドライビングを愛する気持ちという共通項があることを異口同音に語り合う。

そのあとはラトバラ選手の操るWRC参戦車「ヤリスWRC」のナビゲーターシートに座ってデモ走行に参加。さらには自ら「86」のステアリングを握ってのデモ走行披露へ(横にはSUPER GTドライバーが同乗)。

従来からのWEC(世界耐久選手権)、SUPER GT、スーパーフォーミュラ、NASCAR、ニュルブルクリンク24時間レースといったところにWRCが加わり、主だったところを挙げただけでも数多くのカテゴリー(レース)にトヨタ/レクサスが参戦している状況だが、その根幹にある姿勢は「もっといいクルマづくりのため」。そして、「モータースポーツをこの国の文化にしたい」という豊田社長やトヨタの人たちの深い想いがあるからなのだ。この時期恒例のカンファレンスだが、今年は特にそれを感じさせる内容と展開になった。

さて、初戦2位という上々の滑り出しを見せたWRCについては、1年目だけにデータ取りも意識した完走重視の取り組みを豊田社長は強調。開幕戦のラトバラの2位も「セーフティドライブあってこそ」と評し、今後に向けてもそれを維持してほしいということで、セーフティドライブのモリゾウ・ステッカーをラトバラ選手とマキネン代表にプレゼントする一幕も。

ただ、もちろん、やるからには勝つことが目標である。「全13戦の13戦目にいちばん強いクルマになっていることを期待したい」とも豊田社長は話す。「いちばん強い」の解釈には、他と比べて1番、の意味もあるだろうが、マシンをしっかり熟成させて、最後に自分たちとして今季いちばん強い状態に、という意味合い(願い)の方が大きいように思われるところだ。

また、昨年あと一歩でトヨタ悲願の総合初優勝を逸したルマン24時間レース(WEC第3戦)に関しては、「昨年の最後の3分、あの光景はみなさんや私の脳裏に焼きついていると思います。もちろん競争相手のいる世界ですから、そんなにうまくいくとは思っていませんが、負けるより勝つ方がいいです。(ファンの)みなさんの一層の後押しをお願いします」と語っている。

今シーズンも世界各地で活躍するトヨタ/レクサスのマシンたち。勝利を目指しつつ、クルマ社会のより良い発展やモータースポーツ文化の創造をも意識した戦いが、これからも続いていく。

《遠藤俊幸》

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