川崎重工など3社、双腕スカラロボットとPepperを連携させた共同提案を開始

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人から「Pepper」への指示で「duAro」がスマートフォンに液晶保護フィルムを貼るデモンストレーション
人から「Pepper」への指示で「duAro」がスマートフォンに液晶保護フィルムを貼るデモンストレーション 全 1 枚 拡大写真

川崎重工は2月7日、ソフトバンク、ソフトバンクロボティクスとともに、双腕スカラロボット「duAro」と人型ロボット「Pepper」を組み合わせ、人とのコミュニケーションに基づいて作業をするロボットの提案活動を開始した。

日本国内では、今後、毎年72万人の労働人口が減少し、人手不足が喫緊の課題となっている。産業用ロボットは、人を助ける存在として活躍の場を広げているが、さらなる普及を目指すには、初めてロボットを使う作業者にも扱いやすい操作性が求められている。

そこで、人が両手で行う作業を置き換えられるduAroと、人とのコミュニケーションが得意なPepperを連携させ、人がPepperとのコミュニケーションを通じてduAroを操作するなどの新しい使い方を開発することで、産業用ロボットの熟練作業者がいない工場や店舗、事務所などへのロボットの導入をサポート。また、duAroの作業状況などのデータをPepperが読み取り、人に伝えることで遠隔監視や遠隔操作を可能にする。

川崎重工は、duAroとPepperを組み合わせた共同提案の第1弾として、人からPepperへの指示でduAroがスマートフォンに液晶保護フィルムを貼るデモンストレーションを2月8日~9日に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催される「Pepper World 2017」で実施する。また3社は、互いにduAroとPepperを導入し、ユーザー目線からduAroとPepperの最適な組み合わせ方を追求するなど、事業における関係の深化を図る。

《纐纈敏也@DAYS》

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