【トヨタ ヴィッツ 改良新型】ハイブリッドモデルを追加した理由とは

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ・ヴィッツ改良新型
トヨタ・ヴィッツ改良新型 全 8 枚 拡大写真

トヨタ自動車『ヴィッツ』は一部改良を機にハイブリッドモデルが追加された。チーフエンジニアを務めた末沢泰謙氏は「コンパクト2BOX市場でも近年、環境車の割合が増えてきた中で、トヨタのハイブリッドをさらに大衆化していくことを目的に追加した」と語る。

トヨタはコンパクトカークラスではすでにハイブリッド専用モデルとして『アクア』を販売、普及しており、末沢氏も「共食いになるのになぜ入れるのか、聞かれるが、それは半分当たっている」と認めつつも、「それには2つ理由がある」と明かす。

そのひとつが「ヴィッツはトヨタの基幹モデル。ところが販売店を回ると、ヴィッツのお客さんから『次もヴィッツ買いたいんだけど、なぜハイブリッドがないの?』って結構言われる」ということに応えたからだ。

もうひとつは「環境車ではハイブリッドをもう少し普及していくということでやっていきたい」と末沢氏は明かす。

ヴィッツのハイブリッドシステムは、アクアのものをベースにしているが「改良して燃費を良くした。まずエンジンはヘッドカバーを全部とっかえひっかえして新しい技術を入れた。混合気流を効率良く回すということとピストン回りの低フリクション化でエンジン性能が格段に向上している。それとPCUは充放電制御の損失低減で新しい技術を入れている。バッテリーはリアシートに置くことでガソリン車と同じ居室空間、荷室空間、見た目を確保した」という。

ヴィッツ ハイブリッドのJC08モード燃費は34.4km/リットルと、アクアの37.0 km/リットルに及ばないものの、末沢氏は「他社の競合車も含め、同じ重量区分で比べると、ヴィッツは最高燃費」だと強調していた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. 約67万円から買える小型トラック、印タタが「エースプロ」発表…EVも用意
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る