【トヨタ ヴィッツ 改良新型】ヨーロッパ主導でデザイン開発

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トヨタ・ヴィッツ 改良新型
トヨタ・ヴィッツ 改良新型 全 8 枚 拡大写真

トヨタ自動車のコンパクトカー『ヴィッツ』は一部改良を機にハイブリッドモデルが新たに追加されたことに加えて、外観も大きく変わったのが特徴となっている。

ヴィッツを手がけるトヨタコンパクトカーカンパニーでデザイン部長を務める服部繁也氏は「マイナーチェンジする前は国内向けの顔とヨーロッパ向けの顔が少し違っていた。ヨーロッパの顔は『RS』グレードとして国内に入れていて、それ以外のグレードは国内専用の顔つきだった。今回は、ヨーロッパも国内も顔一本でいこうということで、ヴィッツの主戦場であるヨーロッパでデザインを行った」と明かす。

というのも「やはりヨーロッパは個性の強いクルマがたくさんいるので、それに対抗しようとすると日本のマーケットの好みよりも個性が強めな顔にしないといけない。そこで今回は、開発の軸足をヨーロッパメインの判断基準にした」からだ。

その結果、ヴィッツのフロントマスクは濃いめの顔つきに変わったが、服部氏は「今回はマイナーチェンジだが、バックもドアパネルやガラスも変えている」と話す。

具体的には「マイナーチェンジ前はバックドアにランプがなく縦基調だったが、今回はバックドアにランプを通して横基調とし、フロント同様に八の字型にすることで低重心の感じを出した」という。

さらに「リアガラスの中にワイパーを入れた。前はボディ側についていたが、払しょく面積を良くするのと見た目がすっきりするために、ガラスも変えた。ダウンサイザーも増えているので、リアビューを立派にして欲しいという欧州のニーズにこたえた」とも服部氏は話していた。

《小松哲也》

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