「SUBARU on ICE」を支えるSDAスバルドライビングアカデミー

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SUBARU on ICE ドライビング・エクスペリエンス
SUBARU on ICE ドライビング・エクスペリエンス 全 36 枚 拡大写真

2月4~5日に長野県の女神湖で開催された「SUBARU on ICE ドライビング・エクスペリエンス」で、イベントの下支えとしてSDA(スバルドライビングアカデミー)が活躍した。

自動車メーカーには開発車や完成車を評価するテストドライバーが存在する。そのテストドライバーを育成するのがSDAだ。あらゆる路面や様々な開発車両に乗っている彼らは、レーシングドライバーにもひけを取らないほどのテクニックを有している。なお通常、メーカーのテストドライバーは専任だが、スバルでは製品の開発を行う開発者がテストドライバーも兼任している。

今回の氷上のドライビング・エクスペリエンスでは、アカデミーのトレーニング車である『BRZ』『WRX STI』、ラリーカー仕様のWRX STIと新型『インプレッサ』が持ち込まれ、SDAの4人のドライバーがデモランと参加者を乗せたタクシーライドを行った。

同乗した参加者は一同に、「車がこんな動きをするなんて驚きです」「氷の上でつるつる滑っていたのですが、ちゃんとコントロールされていてびっくりしました」「マニュアル車のクラッチワークやステアリング操作が凄かった」など、SDAのドライビングテクニックに驚いていた。

SDAの秋山徹氏は、「SDAでは雪道も含めてあらゆる路面でトレーニングを行っています」という。雪道の運転の難しさについて秋山氏は「雪道はタイヤの性能を簡単に超えてしまうため運転が難しいです。タイヤの性能はタテヨコのグリップや様々なバランスの中で成り立っています。それを超えないようにタイヤと対話をしながら、ゆっくりと丁寧な操作が必要です。滑り出したらプロでも止まれません。参加された方は体験したことを日常の運転に活かせてもらえればと思います」と語った。

また今回はSDAのドライバー以外に、レーシングドライバーの田口幸宏、實方一也、石田雅之の3氏も、インストラクターとして参加者に対してアドバイスした。「このようなイベントはメーカーエンジニア向けには開催されていますが、一般向けは多くないので、良い機会だと思います」「氷上では丁寧な運転を心がけない。こういう動作をすればこう動きをする。ということに気づいてもらえれば良いと思います」「自然相手ですので難しい部分はありますが、その中でその状況を楽しんでもらえれば良いと思います」などと語った。

主催者のスバルネクストストーリー推進室の小島敦室長は「イベントではSDAメンバーと参加者が会話もしていました。車を作っている人の顔が見える、メーカーとユーザーを近づけるそんなイベントを今後も続けていきたいです」と語った。

《雪岡直樹》

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