JR「青春18きっぷ」2017年も発売…北海道オプション券も設定

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JR旅客6社は2017年も普通列車専用のフリー切符「青春18きっぷ」を発売する。写真は氷見線の普通列車。
JR旅客6社は2017年も普通列車専用のフリー切符「青春18きっぷ」を発売する。写真は氷見線の普通列車。 全 4 枚 拡大写真

JR旅客6社は2月9日、「青春18きっぷ」の2017年の発売計画を発表した。国鉄時代の1982年から発売されている、JR全線の普通列車専用フリー切符。今年も春・夏・冬の各季節に設定される。設定期間や発売額などは2016年と同じだ。

発表によると、発売期間(カッコ内は利用期間)は春季が2月20日~3月31日(3月1日~4月10日)、夏季が7月1日~8月31日(7月20日~9月10日)、冬季が12月1~31日(12月10日~2018年1月10日)。発売額は大人・子供同額で1万1850円。全国のJRの主な駅などで発売される。

原則としてJR線の快速・普通列車の普通車自由席、JR東日本のバス高速輸送システム(BRT)、JR西日本宮島フェリーが乗り降り自由。切符は一人5日分がセットになっており、一人で計5日間利用したり、5人が同じ行程で1日利用したりすることができる。

JR線と直通運転を行っている私鉄・第三セクターの鉄道路線や、BRT以外のJRバスは利用できない。また、新幹線を含む特急・急行列車やグリーン車指定席などは、特急券やグリーン券を追加で購入しても利用できず、乗車券も購入する必要がある。普通列車のグリーン車自由席と普通車指定席、『ホームライナー』などは、グリーン券や指定席券、着席整理券などを購入すれば利用できる。

切符利用時の特例も2016年と同じだ。青い森鉄道線の八戸~野辺地~青森間と、あいの風とやま鉄道線の高岡~富山間、IRいしかわ鉄道線の金沢~津幡間は、快速・普通列車の普通車自由席で通過利用する場合に限り利用できる。

特急・急行列車は、奥羽本線の新青森~青森間と、石勝線の新夕張~新得間、日南線・宮崎空港線の宮崎~宮崎空港間の各区間内で乗り降りする場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席を利用できる。ただし、新青森~青森間は全車指定席の快速・普通列車の空いている普通車の席を利用することも可能。宮崎~宮崎空港間は区間外にまたがって特急・急行列車を利用する場合も、宮崎~宮崎空港間は「青春18きっぷ」で利用できる。

「青春18きっぷ」との併用が条件となる「北海道新幹線オプション券」は、2017年も発売される。発売額は2300円で、発売期間と利用期間は「青春18きっぷ」と同じ。北海道新幹線奥津軽いまべつ~木古内間(普通車の空いている席)と道南いさりび鉄道線木古内~五稜郭間(普通列車)を連続して利用する場合に限り、片道で一人1回利用できる。

《草町義和》

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