成田空港で次世代無線LAN「WiGig」による配信サービスのトライアル

航空 テクノロジー
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成田国際空港は、次世代無線LAN「WiGig」を活用した新しいサービスの導入に取り組んでいる。2月16~24日に、実際に空港利用者がWiGigを空港内のサービスとして体験できるコンテンツ配信サービスを試行する。

成田国際空港は、ICTを活用した“スマート・エアポート”の実現をめざす取り組みの一環として、WiGigの導入に取り組んでいる。WiGigは、ミリ波(60GHz帯)を使用する次世代無線LANの国際標準規格だ。2.4/5GHz帯を用いる従来の無線LANに比べ、10倍以上の速度となる。2GBの映像ファイル(おおむね120分の動画に相当)を約10秒でダウンロードできるという。業界団体Wi-Fi Allianceが2016年10月に相互接続認証プログラムを開始し、今後、タブレットやスマートフォンなどへの搭載が進むと見込まれる。

試行では、第1ターミナル出国審査後エリア内にあるNAA直営ラウンジ「Narita TraveLounge(ナリタ・トラベラウンジ)」利用客に、WiGig搭載タブレットを無料で貸出し、デジタルサイネージから大容量コンテンツの高速ダウンロードを体験してもらう。ダウンロード後は、ラウンジ内で多彩なコンテンツを楽しめる。アニメ(KADOKAWAアニメ4タイトル)、観光地映像(33タイトル)、雑誌・書籍(34タイトル)といったコンテンツが用意され、訪日外国人にも楽しんでもらえるよう、多言語で用意する。

パナソニックシステムネットワークスおよびKADOKAWAと共同で行なう。今後もこのサービスの効果検証を継続し、2018年度中に空港施設内へWiGigおよびコンテンツ配信サービスの導入をめざす。

《高木啓》

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