フランスの当局が、フランスの自動車大手のPSAグループが、排ガス不正を行った可能性があるとの調査結果をまとめたことが分かった。
これは2月9日、フランス経済財政産業省の競争/消費者問題/不正行為防止総局(DGCCRF)が明らかにしたもの。DGCCRFは、「PSAグループが排ガス試験時、排ガス中の有害物質の量を不正に操作した可能性があるとの調査結果を、検察に提出した」と発表している。
DGCCRFはこれまで、PSAグループの一部ディーゼル車に関する排ガス調査を、第3者機関と共同で実施。排ガス中のNOx(窒素酸化物)の量などを測定した結果、排ガス不正が行われた可能性が高いとの結論に達したという。
なおDGCCRFは、2016年2月にフォルクスワーゲングループ、同年11月にルノーについて、排ガス不正が行われた可能性が高いとの調査結果を、検察に提出している。