日産自動車の中国法人は2月8日、1月の中国における新車販売結果を明らかにした。商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた1月の総販売台数は、11万9411台。前年同月比は6.2%減と、11か月ぶりに前年実績を下回った。
2015年秋まで、日産の中国新車販売は、商用車の販売不振により勢いがなかった。そんな中、中国政府は2015年10月、排気量1.6リットル以下の小型車に対する減税を開始。この効果で、日産の中国販売は回復を遂げた。
しかし、中国政府は2017年1月から、小型車に対する減税幅を縮小。その影響もあって、日産の中国販売は11か月ぶりに減少した。販売の主力は、引き続き小型セダンの『シルフィ』。同車の排気量は1.6リットル以下で、小型車減税に該当する。またSUVでは、『キャシュカイ』が販売の中心。
日産の2016年の中国新車販売は、過去最高の135万4600台。前年比は8.4%増だった。