これだけは知っておきたい! Adobe Creative Cloudを賢く導入する方法

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アートディレクター・デザイナーの西林和美氏
アートディレクター・デザイナーの西林和美氏 全 2 枚 拡大写真

 ブロードバンド環境が普及したことで、PCやスマホなどデジタル機器とインターネットを連携させたビジネスマンのためのワーキングツールも大きく進化を遂げている。デザイナーやフォトグラファーなどクリエイターの仕事を長年に渡ってサポートしてきたアドビ システムズでは、2012年にクラウドサービスを活用したサブスクリプション(定額課金)制の統合アプリケーション「Adobe Creative Cloud(以下:アドビCC)」を発売。好評を得ているという。アドビCCを導入することにより、クリエイターの仕事環境がどのように生まれ変わるのか。製品を日々の業務に活用しているデザイナーの西林和美氏にインタビューした。

■初期導入・アップグレードのコストが安価に抑えられる

 西林氏は現在、メディア企業で印刷物やWebサイトのデザインを担当しているデザイナーだ。ふだんの仕事ではグラフィックデザインソフトの「Adobe Illustrator」や、画像編集ソフト「Adobe Photoshop」、Web制作ソフトの「Adobe Dreamweaver」などのアドビ製品を中心に使う機会が多いそうだ。オフィスではいち早くアドビCCを導入した。アプリケーションを購入する際の初期導入コストを、買い切り型のパッケージだった「Adobe Creative Suite」よりも格段に低く抑えられたことがアドビCCへのスムーズな移行を後押しした。

 「Adobe Creative Suiteシリーズは製品1本あたりの価格が10万円を超えるものが多くありました。仕事に必要な製品を複数買いそろえると初期導入のコストが数十万円に跳ね上がります。最新版が発売された際には、その都度アップグレードのコストを負担する必要もあったため、二の足を踏んでしまうこともありました。定額課金制のアドビCCならば、アプリケーション利用のコスト負担を月々に均して計算を立てることができます」。西林氏はコストの面からアドビCCが利用しやすかったと説明する。

 なお本稿を取材・執筆した2017年2月中旬時点では、Adobe IllustratorやAdobe Photoshopを含む20種類以上のアプリケーションに加えて、商用利用可能なフォントや素材、オンラインストレージ、素材の同期・共有機能といった、クリエイターの制作をサポートするさまざまなクラウドサービスが利用できるようになる「コンプリートプラン」が、法人購入の場合はライセンスごとに6,980円(税別)/月額で販売されている。個人で購入する場合は、コンプリートプランが4,980円(税別)/月、製品単体のプランは2,180円(税別)/月と、こちらも値頃感がある(一部のプランでは制限があります)。従来の買い切り型だったアドビ製品は単価が高額になるため、特に個人で活動するクリエイターにとっては最新バージョンをフォローし続けることが容易ではなかった。西林氏によれば、仕事をともにする外部のクリエイターにもアドビCCのユーザーが増えていることから、新旧バージョンの違いによって発生する作業のコンフリクトが格段に減って、よりスムーズに連携ができるようになっているという。

 アドビから提供されるアップデートは月額利用料金の中で利用できるので、作業環境は常に最新バージョンの状態に保てる。新旧が異なる複数のバージョンを同じPCに併存させることも容易だ。さらに同時利用はライセンスポリシー的にNGとされているものの、一つのライセンスで最大2台までのPCにアプリケーションをインストールできるので、職場と自宅の仕事環境を揃えたり、MacとWindowsの両方でWebサイトのデザインをチェックできる環境を整えれば作業の効率アップにもつながる。なおアドビCCは月に一度だけネットワークに接続すればよく、通常はオフラインでも利用ができるアプリケーションなので、ノートPCにインストールして無線LANのないカフェなどで仕事をする時にも安心だ。

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■煩雑なシリアル管理の手間から解放された

 西林氏の職場では、アドビCCに切り替えてから煩雑なシリアル管理の作業から解放されたという。「例えば今まではパソコンがクラッシュするとアプリケーションを再インストールする必要がありました。社内に複数のパソコンとアドビ製品があると、シリアル番号の正しい組み合わせを探す手間と時間も取られがちです。アドビCCではユーザーのAdobe IDをきちんと控えておけば、あとはオンラインからアプリケーションを再度インストールするだけで簡単に元の作業環境に復帰できます」

 アドビCCでは「Creative Cloudライブラリ」を活用することでグループ作業の環境が手軽に構築できる。ファイルやフォルダー、ライブラリに保存した画像素材などをオンライン経由で社内・社外のスタッフと共有すれば、作業の内容をリアルタイムに反映しながらスピード感のある作業ができる。共有されたライブラリにはパソコンだけでなく、スマホなどモバイル端末からでもアクセスが可能。ライブラリ内のフォルダやファイルは、個別に閲覧・編集権限を設定して、特定のAdobe IDのユーザーだけを招待することができる。「外部のスタッフにはCreative Cloudライブラリの公開URLを作成してメールで送れば、大容量のファイルをメールに添付して送り先の相手を困らせたり、ファイル一式をクラウドストレージにアップロードする作業の負担が減らせます。クライアントにデザインをチェックしてもらいたい時にも、相手がAdobe製品を所有していなくてもライブラリーの共有リンクからブラウザ上で見ていただけるのが便利ですね」という西林氏。よりリッチなコンテンツを制作する際に不可欠なフリー画像素材のMarketや、モリサワの日本語書体などを含む高品質なフォントは「Typekit」としてアドビCCのサービスに含まれていることも、デザイナーにとっては心強いポイントなのだという。

 西林氏によればアドビCCはアップデートのたびに単純に機能が増えるだけでなく、使い勝手も良くなっているという。例えばAdobe Photoshopの画像補正など、初心者には難しそうに感じられる操作が誰でも簡単にできたり、Adobe Dreamweaverでは難しいソースコードもヘルプを見ながらポイントをチェックできる。「Webページのデザイナーとコーディングを担当するエンジニアがそれぞれの専門分野に精通していなくても、アドビCCの便利なツールが互いのコミュニケーションを補ってくれるので、よりレベルの高い共同作業ができるようになりました」という西林氏は、いま移行をためらっているユーザーはすぐにでもアドビCCに乗り換えるべきと太鼓判を押している。

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■2016年、世界ナンバー1リセラーとしてアドビ社よりAwardを授賞した大塚商会の取り組みとは

 西林氏のオフィスに限らず、いまアドビCCを業務に活用する企業が増えているという。2016年度の“世界ナンバーワン・リセラーとして、アドビ システムズより「Adobe Partner of the Year」Awardを授賞した大塚商会では、独自にユニークなサービスを提供したことで多くのアドビCCユーザーを獲得。いま注目を集めている。大塚商会マーケティング本部 クラウドプロモーション課の黒木俊氏に同社のサービスの特徴をうかがった。

 黒木氏によれば、同社から法人版のアドビCCを購入すると、決済方法を「年額一括払い」のほかに「年額月払い」(たよれーる版)も選べることが好評を得ているのだという。確かにアドビ システムズのオンラインサイトでは年額、もしくは月額の場合はクレジット決済や銀行振込みしか選べない。「社内の経費振り分けやコストの可視化をしやすくするため、月額決済に対応してほしい。また、追加購入手続きや更新手続きが面倒なので簡単な追加や自動更新ができないのか、というお客様の声にお応えしました」という黒木氏。アドビ製品を販売するリセラーの中でも、この大塚商会のサービスは他に類を見ないものだ。社員の配置転換や移動が多いオフィスでは、必要になるライセンス数のコントロールが柔軟に行えるようになるだろう。

 大塚商会の月額契約システムは一朝一夕で形にできたものではない。そこには同社が長い年月をかけて丁寧に築き上げてきた顧客管理と課金システム、カスタマーサポートのノウハウなどが活きている。さらにアドビ製品の購入時にはネットワークの安全性を高めるためのセキュリティツール、作業効率の向上が図れる周辺機器など、同社が扱う多彩な商品群とのパッケージ提案が検討できることも企業から高い評価を受けている。

 先のインタビューでデザイナーの西林氏が触れていたように、買い切り型のAdobe Creative Suiteは必要なアプリケーションを揃えると合計額で30~40万円というやや大きな負担額になる。アドビCCの法人版「コンプリートプラン」の月額が6,980円(税別)で押さえられることに比べると、そのメリットがいかに大きなものであるかがよくわかる。月額決済ができるということは、企業にとって初期投資にかかる負担を減らせることにもつながる。それは即ち、クリエイティブ職に就くスタッフのスキルを高めるチャンスであり、またあるいはクリエイティブ職以外のスタッフがアドビ製品による仕事を新たに覚える絶好の機会にもなる。

■充実したサポートにより信頼関係を構築

 アドビCCの購入先に大塚商会を選んだというユーザーの中には「充実したサポート」を決め手に挙げる声も多かった。大塚商会が提供する独自のサービスである「たよれーる Adobe Creative Cloud」では、初めてのアドビCC導入時にもご安心いただけるよう専用管理画面「アドミンコンソール」に特化した「たよれーるコンタクトセンター」というサポート窓口も提供、営業やスタッフ部門、サポート部門が一丸となってサービスを提供できることも大きな特長であると黒木氏が胸を張る。

 黒木氏は、今後も大塚商会では展示会やイベントへの出展、オンライセミナーの開催やダイレクトメールによる情報提供などを織り交ぜながら、潜在的なアドビCCのユーザーを掘り起こしていきたいと意気込みを語っている。「実際に導入いただければ、日々の業務の効率が上がることを実感いただけると確信しています」と黒木氏は呼びかける。近くアドビCCの購入を検討されている企業は、アフターサービスも含めて安心・手軽に導入できる大塚商会の「たよれーる Adobe Creative Cloud」を利用してみてはいかがだろうか。

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《山本 敦@RBB TODAY》

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