トライアンフに活気…前年比153%、英国本社にビジターセンター開設、新機種デビューフェア開催など

モーターサイクル 企業動向
トライアンフジャパン野田一夫代表取締役社長。
トライアンフジャパン野田一夫代表取締役社長。 全 12 枚 拡大写真

トライアンフのニューモデル『ボンネビル・ボバー』は、1940年代に発生したボバーカスタムを踏襲した1200ccモデル。ムダをそぎ落とし、ミニマルな美しいスタイルを実現している。

トライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫代表取締役社長は、「16年は計11車種もの新型車を日本市場に導入し、大台の1800台にわずか3台届かない1797台を達成しました」と、好調な販売により、年間登録台数として過去最高記録となったことを明らかにした。

対前年比では153%。全世界のトライアンフグループ全体としても、過去最高の小売り台数約6万台を達成している。

「プラス53%の伸びは、トライアンフの全世界の支社の中でトップでありまして、トライアンフモーターサイクルズジャパンとしましては、トライアンフグループの成長にも大きく貢献できたと考えています」(野田社長)

「2017年も16年の成功を継続していきたいと思います。そのために我々は3つの改革を継続していきます。まず今年夏、イギリスの本社にビジターセンターをつくる予定です。トライアンフブランドの価値や歴史を感じていただくとともに、高い技術を感じていただけるようにファクトリーツアーも実施予定です」(野田社長)

「そして2017年の上半期に少なくとも6店舗の新しいお店をオープンします」(野田社長)

まずは3月までに、宮城県に『トライアンフ仙台』、茨城県に『トライアンフ水戸』、神奈川県に『トライアンフ横浜港北』と、3店舗を新規オープンするという。

「そして3点目。今年は特にライフスタイルに特化した商品を出していきます。商品ラインナップのうち、じつに90%が導入から1年程度という非常に新しい商品ラインナップが完成します。ニューモデルのボンネビル・ボバー、ストリート・スクランブラーもそのうちのひとつです」(野田社長)

全国のトライアンフ正規販売店では『Bonneville BOBBER debut fair(ボンネビル ボバーデビューフェアー)』を開催中。来店しアンケートに答えると、「オリジナル ボバーバンダナ」(52cm角、数量限定)がもらえる。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る