京急モーニング・ウィング号、ネット予約可能の座席指定制列車へ 5月1日から

鉄道 企業動向
京急2100形
京急2100形 全 2 枚 拡大写真

京急の看板電車2100形で朝夕を走る着席サービス列車「モーニング・ウィング号、ウィング号」が、5月1日から「座席指定制列車」に変わる。これにあわせ、京急線初の座席指定券購入サイト「KQuick」(ケイクイック)が3月28日にオープンする。

座席指定制列車になるのは、朝と夕・夜に運行しているモーニング・ウィング号と、下りウィング号。これまでは、座席が埋まるまでチケットが発売される“在庫形”だったが、ネット予約システムの導入によって、「いつでもどこでも購入が可能となり、発売機に並ぶことなくスムーズに乗車できる。窓側・通路側・補助席など希望条件の選択が可能になる」という。KQuick での決済はクレジットカードのみ。

「決済後に座席の位置(番号)がわかる仕組み。携帯電話やスマホ、パソコンにつながる新たなシステムを導入した。たとえば2人組で予約する場合は、2列席に横一列に、4人組は4席横一列か、ボックス席を自動的にシステムが予約してくれる。ただし空席があった場合に限る。2100形電車側のシステム更新はない。座席記号表示ステッカーを貼り直したぐらい。乗車するさいは、駅員が乗降ドア前で2次元バーコードを読み取る作業を経て、席へ」

従来の「Wing Ticket 発売機」と、新サイト KQuick を比べると、決済方法や座席指定で違いが出る。決済については、券売機では現金・交通系ICカードのみ、KQuick はクレジットカードのみ。座席指定については、KQuick では窓側・通路側・補助席・ボックス席・車椅子スペースを選択できるが、券売機ではこうした条件は選べない。

京急の座席指定制列車を担う2100形は、2000形の後継車として1998年に登場。2ドア全クロスシート車で、転換座席が並ぶ。現在、8両編成10本(80両)が、快特やウィング号などで活躍している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る