欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月中旬、1月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、81万3700台。前年同月比は4%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。
1月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、34万4000台。前年同月比は14%減と、11か月ぶりに前年実績を下回った。中国を含めたアジア太平洋地域は、13.9%減の36万8000台と、9か月ぶりに減少する。
また北米は、前年同月比9%増の6万6600台と、3か月連続の前年超え。このうち米国は4万1500台で、前年同月比は14%増と、3か月連続のプラス。排ガス問題の影響による落ち込みから回復を遂げた。
また欧州は、前年同月比7%増の31万2900台と、6か月連続で増加。このうち西欧は、5.8%増の26万2900台を売り上げた。地元のドイツは、1.6%増の9万1100台と、4か月ぶりの前年超え。
フォルクスワーゲングループの2016年の世界新車販売は、1031万2400台。前年比は3.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。トヨタを抜いて、世界一に君臨している。