「ポケモンGO」をプレイ中に死亡ひき逃げ、懲役3年6か月の実刑判決

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昨年11月、福島県相馬市で「ポケモンGO」をプレイしながら乗用車を運転中にひき逃げ事故を起こし、33歳の男性を死亡させたとして、過失致死などの罪に問われた38歳の男に対する判決公判が2月27日、福島地裁で開かれた。裁判所は懲役3年6か月の実刑を命じている。

問題の事故は2016年11月20日の午後8時40分ごろ発生している。相馬市中村1丁目付近の県道で路上駐車していた軽乗用車に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突。駐車していたクルマに乗り込もうとしていた33歳の男性は約45mに渡ってひきずられて死亡したが、衝突してきたクルマは逃走。警察は後に38歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。

事故当時、男は左手に持ったスマートフォンで「ポケモンGO」をプレイしており、前方不注視の状態だったことが判明。検察は男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で起訴していた。

これまでの公判で男は「執行猶予中であり、警察に捕まったら刑務所行きなので逃げた」などと陳述していたが、2月27日に開かれた判決公判で、福島地裁の宮田祥次裁判官は「被告はポケモンGOに気を取られ、前方不注視の状態で事故を起こした」と認定した。

その上で裁判官は「衝突まで被害者の存在に気づかないなど注意義務違反は著しい」、「刑事責任も軽くなく、自己中心的な考えで逃走したことは強く非難されなくてはならない」として、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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