JR東日本、トラブル時の折り返し運転に追加整備プラン

鉄道 企業動向
輸送障害発生時の折り返し運転・別線運転などの取り組み
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湘南新宿ラインや上野東京ラインなど、都心直通列車を複数走らせるJR東日本は3月7日、輸送障害発生時の折り返し運転の追加整備プランなどを明らかにした。深谷・岡部・本庄では、15両編成に対応したホーム延伸工事を2017年度末から実施する。

同社は、7日発表の「会社発足30周年を迎えるにあたって」のなかで、輸送の安定性向上に向けた取り組みの深度化について言及。輸送障害の発生防止へ向けた東京100km圏の設備・車両故障防止対策強化や、輸送障害発生時の折り返し運転・別線運転などをあげた。

深谷・岡部・本庄の3駅は、ホーム延伸工事を2017年度末から実施し、15両編成対応、折り返し能力を向上させる。これまで15両編成の列車は、高崎方で輸送障害が発生したさい、籠原で切り離した5両を車庫などに留置し、10両基本編成をその先へと向かわせていた。今後、3駅の15両対応化によって、籠原での列車渋滞を回避する計画。

2016年度末からは、さいたま新都心駅と大宮駅の間にある大宮操車場に折り返し設備を整備。都心側で不通区間が発生したさいは、この折り返し設備を利用し、大宮以北で宇都宮線と高崎線の運行を維持させる。

同じく2016年度末から常磐線友部駅のホーム延伸工事を実施。駅の最も北側にある島式ホームを延長し、10両対応化、折り返し能力向上を図る。

また、東海道線と横須賀線、中央線の快速線と緩行線、東北線と東北貨物線などで、別線運転の実績がある区間では「概ね30分以内に運転再開し、輸送影響を最小限に抑える」と同社。別線運転の対応範囲拡大を図るとも伝えていた。

《レスポンス編集部》

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