【小美玉オールドカーミーティング2017】ピカピカにレストアされたクラウン

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クラウン ピックアップ(左)とクラウン デラックス
クラウン ピックアップ(左)とクラウン デラックス 全 20 枚 拡大写真

去る3月5日、茨城県小美玉市の茨城空港で開催された「小美玉オールドカーミーティング in 茨城空港スカイスリーフェスタ」。その特別展示車両として、2台の往年のトヨペット『クラウン』が出品されていた。

これはクラウン誕生60周年の「ディスカバー クラウン スピリット プロジェクト」でレストアされた内の2台で、茨城トヨタが担当したもの。1台は「ピックアップ」で1969年式の3代目。セダンをベースに後席とトランクスペースを荷台にしている。2000ccの直列6気筒エンジンに3速マニュアルコラムシフトの組み合わせだ。残存数は少ないと思われる。

もう1台は1963年式の2代目後期型。1900ccの直列4気筒OHVエンジンを搭載した4ドアセダンだ。グレードは「デラックス」でオートマチックの「トヨグライド」が付いている。これはトヨタ独自のトルクコンバータ付き2速半自動ATが、マイナーチェンジで完全自動化されたもの。2台とも前オーナーから茨城トヨタに寄贈されたもので、長らく不動の状態だったという。当時のクラウンを知る古参の整備士らが担当しただけあって、どちらもピカピカに仕上がっていた。

これに負けないほど状態の良い一般参加のクラウンもあった。1963年式の「デラックス」は前期型で、トヨタの頭文字である「T」をモチーフとしたフロントグリルとリアガーニッシュが、後期型に比べてより「T」の字に近いデザインだとわかる。テールランプはバックアップランプと一体型となった”涙目”。搭載するトヨグライドはまだ半自動変速機だったころのものだ。内外装フルオリジナルのシングルナンバーは希少だ。

このほか、4代目ハードトップ 2600「スーパーサルーン」(1972年)や5代目4ドアピラードハードトップ「スーパーサルーン エクストラ」(1977年)、6代目セダン 2000「スーパーサルーン」(1982年)など歴代のクラウンの姿があった。

《嶽宮 三郎》

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